田坂広志「使える弁証法」476冊目
なんとなく、心理学を悪用して人を思い通りにする本みたいなタイトルだけど、「世の中で求められている商品やサービスは、一定の法則で移り変わっていく」ことを述べた真面目な本でした。
キーワードとしては「ニューミドルマン」…御用聞きがコンシェルジュへと進化。
テクノロジーの進化の対極にあるようなアナログなサービス。確実に進化していくんだけど、行き過ぎると必ず真逆のことが逆に求められるようになる。要はバランス。あっちに傾き、こっちに傾き、しながらだんだん上昇(あるいは前進)していく、だから現状や過去をよく観察していればこの後に何が来るかは容易に想像できる、等々。
薄い本で、かつ行間がスカスカなのでブログやウェブ記事1本で済む気もするけど、頭に入りにくい内容の場合、こうやって何度も何度も畳みかけてもらったほうが入りやすいので、さらっと読んでも残るという加減がちょうどいいのかもしれません。
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