堀武昭「愛と差別と嫉妬で鍛える英語」425冊目
まさかこの本を偶然、オーストラリアに向かう機内で読むとは。
JETROのオーストラリア支部で(冗談みたいに適当な)キャリアを始め、その後チェコのハヴェル大統領が主催する「フォーラム2000」財団理事、国際ペンクラブ理事などを歴任した、一見「偉い人」だけど、単身赴任をいいことに現地の女の子を家に連れ込むなど品行方正の真逆で、事務所に出ずに市井の人々と交流ばかりしていた、不思議なオトナが書いたブロークン英語の本です。
こういう人が活躍できる場所って、どんどん減ってきてるんじゃないかな。野生的な知性を感じる、なんだかすごい人なのですが、コンプライアンスってものがある場ではことごとく違反する。下手すると逮捕されかねない。
グローバル化とかIT化して、いろんなことが可視化されて共有されてしまうと、”黙ってればわからないこと”がもはや誰もできなくなる。うーむ。いいことに見えるけどそれでいいのか・・・。
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