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March 07, 2018

恩田陸「蜜蜂と遠雷」420冊目

蜜蜂と遠雷


面白かったー!
恩田陸の本はいつもだけど、感受性が鋭敏かつ強靭で、それを文章にする力が高いですよね。
そして、音楽と音楽家に対する愛情に嘘がない。本当にすごい作家だなぁ。
なんかバカみたいにベタ褒めだけど。


 


登場人物がそれぞれ痛みも喜びも持って生きてる。少しイヤなところもあるし、可愛いところもある。だから身近に思えるところもある。


キレイすぎて少女マンガ(※名作限定)っぽいかもしれないけど。心が洗われるような読後感。
クラシックはあまり知らないけど、片っ端からネットで調べて流しながら読むと、さらに臨場感が高まります。


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