恩田陸「蜜蜂と遠雷」420冊目
蜜蜂と遠雷
面白かったー!
恩田陸の本はいつもだけど、感受性が鋭敏かつ強靭で、それを文章にする力が高いですよね。
そして、音楽と音楽家に対する愛情に嘘がない。本当にすごい作家だなぁ。
なんかバカみたいにベタ褒めだけど。
登場人物がそれぞれ痛みも喜びも持って生きてる。少しイヤなところもあるし、可愛いところもある。だから身近に思えるところもある。
キレイすぎて少女マンガ(※名作限定)っぽいかもしれないけど。心が洗われるような読後感。
クラシックはあまり知らないけど、片っ端からネットで調べて流しながら読むと、さらに臨場感が高まります。
« 中上健次「千年の愉楽」419冊目 | Main | 根本かおる「難民鎖国ニッポンのゆくえ」421冊目 »
「本)文学、文芸全般」カテゴリの記事
- Min Jin Lee「Pachinko」473冊目(2019.10.27)
- 朝井リョウ「世にも奇妙な君物語」456冊目(2019.04.30)
- パブロ・ネルーダ「2000年」「大いなる歌」454、455冊目(2019.04.21)
- 川村元気「億男」453冊目(2019.04.20)
- 朝井リョウ「何様」452冊目(2019.04.14)
The comments to this entry are closed.
Comments