佐藤正午「小説家の四季」406冊目
このエッセイも、出てたことを最近知ったので早速買って読みました。
「書くインタビュー」では書ききれない著者の日常のことや、そこはかとないユーモアが、このくらいのボリュームの文章だと自由に広がりますね。インタビューの方は精神的にあまりいい状態じゃないときにも答えなきゃいけないということで、素の佐藤正午が見える本でしたが、こっちは準備していい状態で書いてることが想像されます。
じっさい季刊誌に連載されたので文字通り「小説家の四季」ですが、「豆腐屋の四季」も思い出したいよな〜。
普段のマイペースというかのんびりした、九州の作家の日常ってこういうものなのか、という非日常感にも浸れます。
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