ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター」381〜382冊目
文庫本とはいえ上下巻あって、なかなかのボリュームでした。
最初の誘拐の場面の後、首から下が麻痺した探偵という設定が理解できるまでに結構時間がかかってしまった。
なるべき事前情報を見ないで読み始めるので、こういう苦労をしてしまうんだけど、これが映画だったら一目瞭然だなぁ。
ベッドに縛られて身体は動かなくても、頭はキレッキレの探偵リンカーン・ライム。この小説では、そういう状態の彼の肉体的苦痛がどれほどのものかも語られていて、そういうこともあるのかと初めて知りました。わかってなくてごめんなさい。
しかし、気難しい彼の才能も人柄もだんだん好感を覚えるようになっていって、美人刑事アメリア・サックスとの関係もいい感じだし、安楽死なんかしないでもっと続編を書いてくれよー!と思ったら、この後かなり書き続けてるみたいですね。興味あります。
ただ、犯人の設定は・・・この人の可能性もあるかなとも思いながら読んだけど、最後わやわやな感じだったなぁ。
次作はどんな設定になってるのかしら・・・。
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