浅倉卓哉「四日間の奇蹟」380冊目
とても丁寧に書かれた小説で、優しくて細やかな人が書いたんだろうなと思った。
小説のなかで起こる「奇蹟」は美しい。面白い小説だった。
けど、奇蹟が発覚して以降のヒロインが泣きすぎる・・・。
元々それほど生に執着していなかった女性でも、パニックに陥るのは共感できるけど、
私にはちょっと感情過多なかんじでした。(←とか言ってるやつに限って、いざとなると大泣きしたりするのかもしれないけど!)
最初のほうの描写が長いよう~と思って読んだんだけど、その後に起こることが自然だと思わせるために、さりげなく伏線を張ったり性格を印象づけるために、そのほうがよかったのかもね。
ミステリー要素もあるけど、ロマンチックな小説でした。
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