C.ダグラス・ラミス、姜尚中、萱野稔人「国家とアイデンティティを問う」350冊目
わりと面白かった。
この3人が、国家って何よ、国民って何よ、といったことを議論する、わずか60ページの岩波ブックレットですが、それぞれの立場がそのままそれぞれの意見を形成していて、やっぱりいろんな立場の人と話をしないと面白くないなぁ、と実感します。
ろくに選挙にもいかずに「国が悪い」「政府が悪い」という人たちには食傷していて、国籍ってのは選べるものなんだから、嫌ならお金をためたり資格をとったりして外国籍をとって海外に行っちゃえばいい、と思うのですが、「それでも住み続けるの当たって」の覚悟を持つのも潔い事だと思います。
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