中山恭子「ウズベキスタンの桜」345冊目
さまざまな重要任務を歴任してきた官僚・政治家ですが、1999年にタシケントの日本大使館に大使として赴任した直後に、隣国キルギスで現地で働いていた日本人が誘拐される事件が起こったのは彼女のキャリアの中でも特に大きな難局だったのではないかと思われます。
誘拐事件の時の状況や、ウズベキスタンでの日々を、ひとりの滞在者の視点でつづっていて、決してセンセーショナルな事件本ではなく、現地の人々の優しさや親しみやすさが伝わってくる本になっています。
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