村上春樹「めくらやなぎと眠る女 」331冊目
図書館でたまたま手に取って借りてみた。
読んだことのあるものが多かった。もしかしたら、全部既読かも。
でも、読み返す面白さもある。星真一のショート・ショートみたいに。
(村上春樹の短編にはオチがないのが多いけど。長編もか)
アメリカで選ばれた短編を、英語版のタイトルを見ながら日本語で読むと、「そういえば『英語で読む村上春樹』って番組がありましたなぁ」などとつい思ってしまって、自分がアメリカ文化の中で生活してる英語ネイティブだったら、とうっすら想定しながら読んでる、っていう変な状況になる。
つまり、自分自身がどこかのビーチで退屈しながらペーパーバックを読んでるような気分。
この本を読んで人生が変わることは何もないけど、なぜかリゾートのような気分になれたわけでした。以上。
« 丸山俊一「すべての仕事は『肯定』から始まる」330冊目 | Main | マリー・ンディアイ「ロジー・カルプ」332冊目 »
「本)文学、文芸全般」カテゴリの記事
- Min Jin Lee「Pachinko」473冊目(2019.10.27)
- 朝井リョウ「世にも奇妙な君物語」456冊目(2019.04.30)
- パブロ・ネルーダ「2000年」「大いなる歌」454、455冊目(2019.04.21)
- 川村元気「億男」453冊目(2019.04.20)
- 朝井リョウ「何様」452冊目(2019.04.14)
The comments to this entry are closed.
Comments