小野正嗣「獅子渡り鼻」322冊目
せつなく深い小説だったけど、行き着くところがなかった。
漂ったまま終わった。
あまり手の入ってない昔ながらの漁港があって、昔から住んでる人たちには彼らなりの思いがそれぞれあるし、都会へ出て行った人たちにも、都会から戻ってきた人たちにも。
何も深く考えないで楽しく暮らしてる人って、いるのかな。そういう人がいじめっ子になるんだろうか。
ちょっと羨ましい気もする。
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