アーネスト…ヘミングウェイ「老人と海」340冊目
ヘミングウェイを読もうと思ったのは、キューバがUSAと国交を回復したと聞いてキューバに旅行してみようかなと思ったから。若い頃のゲバラを描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見たから。
どちらかというとゲバラ寄りにキューバをとらえつつあったんだけど、ヘミングウェイが愛着したキューバ、チャック・ベリーが「ハバナムーン」という曲を作ったキューバ、今も古いアメ車が走り回るキューバ、といったことが気になってきました。
「老人と海」は、老いさらばえていくばかりの主人公の日常を見ているのが辛いし、短気で釣りが苦手なので、なかなか読み進まなかったのですが、大魚との死闘〜小説の締めくくりまでは格闘映画の最大の見せ場のように情熱的です。
リングに上がっているときだけ生きている、にも似た闘う男の世界。女性というか私はもう少し日常を愛する生き物だという気がします。この小説の感動が私にはまだわかりません。もう少し、キューバ革命とヘミングウェイとの関係を知りたいので、「武器よさらば」も読んでみよう。
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