斎藤憲二「株式会社ドバイ」339冊目
これはいい本だった。他がダメだというより、いままでに読んだ他の本と違ってバブル崩壊後に書かれた本だという点が大きいです。猫も杓子もドバイドバイと騒いだあと、確かめもせずに「終わった」という人たちが現れ、現地でずっと状況を見ていた著者=なんと在ドバイ日本総領事館主席領事が、「ああもう、そうじゃないんだよ〜」とばかりに書いた本です。
ドバイの歴史をざっくりとたどったり、経済面についてはデータを示してくれて、学べる部分が多い。
要は、日本のマスコミは新聞雑誌テレビすべてにおいて、とにかく国外の情報が薄いので、ただでも薄い情報を真に受けたりしないで、少しでも一次情報に当たらなきゃなと思いました。
ドバイ行って日本総領事館でビジネスの相談がしたくなりました。マジで!
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