赤川次郎「黒い森の記憶」335冊目
ジャンルはミステリーではなくホラーだそうです。
舞台の脚本のト書きみたいな情景描写がすごく多くて、ストーリーの進行が少ないなぁ。ミステリアスな漫画みたいです。
多分まだ若い頃の作品なんだろうな、60そこそこの主人公が「xxじゃろう」みたいな、昔の老人のステレオタイプみたいな話し方をするの。ストーリーにはわりとひねりがあるけど、おお!というような発見や謎解きのないまま終わります。エンターテイメントとしての、ちょっとゾッとするミステリアスな時間が楽しめる小説でした。
« 雨宮処凛「なにもない旅 なにもしない旅」334冊目 | Main | 峯山政宏「地獄のドバイ」336冊目 »
「本)ミステリー」カテゴリの記事
- ビル・クリントン&ジェイムズ・パターソン「大統領失踪 上・下」479-480冊目(2019.11.23)
- 森晶麿「ホテル・モーリス」472冊(2019.10.14)
- 芦沢央「火のないところに煙は」462冊目(2019.06.12)
- 柚木麻子「BUTTER」458冊目(2019.05.30)
- 恩田陸「夜の底は柔らかな幻」上・下428−429冊目(2018.05.19)
The comments to this entry are closed.
Comments