ベアテ・シロタ・ゴードン「1945年のクリスマス」286冊目
最近映画ばっかり見てて、本を読むのは久しぶり。
この本は何年か前に買ってそのままになってましたが、彼女のことを描いた映画を見に行くことになって、その前に読んでおこうと思って読みました。
面白くさらりと読めるけど、日本の終戦直後の様子を思い浮かべ、改めて自分たちがまだまだ不平等な世界にいることを思い、ベアテさんの生きてきた人生を想像し・・・読んでよかったとしみじみ思える本です。
20歳過ぎの若い女性が憲法を起草したという事実。そのころの日本は、負け戦をやめることができない国で、外からの助けが必要だと彼らは考え、理想的な国を築くための、誰も侵せない最重要なことを書いていったのですね。
そんな憲法を持っている国で、本当にそれが普通の人たちの健康や幸せにいかせてるのかな・・・。
« NHK_PR1号「中の人などいない-@NHK広報のツイートはなぜユルい?」285冊目 | Main | 村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」287冊目 »
「本)全般・その他」カテゴリの記事
- 半藤一利・出口治明「世界史としての日本史」474冊目(2019.10.27)
- モーリー・ロバートソン「悪くあれ!~窒息ニッポン、自由に生きる思考法」471冊目(2019.10.13)
- 井出明「ダークツーリズム~哀しみの記憶を巡る旅~」470冊目(2019.10.09)
- 齊藤成人「最高の空港の歩き方」469冊目(2019.09.28)
- 角田陽子「名門ホテルコンシェルジュの心をつかむ上品な気配り」468冊目(2019.09.06)
The comments to this entry are closed.
Comments