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March 2012

March 11, 2012

私立探偵 濱マイク 12 利重剛監督「ビターズエンド」337

SIONが、マイクの少年院仲間として登場。血も涙もない殺人者として恐れられている彼は、銃の取引で金を持ち逃げした少年を追っています。少年の恋人に暴力をふるって居場所を吐かせて、銃を片手に少年を倉庫に追い詰めたら・・・。

「仲間を命がけで助ける」というマイクの信念が貫かれて、せつなくも感動的なラストでこのシリーズは終わります。
SION自身の歌が流れて、最後はもうSIONが主役…という印象を強くしすぎたのは、シリーズ最終作としてはちょっと微妙な気もします。じっさいこの回はSION以外はそんなに強い印象がありません。このTVシリーズの頂点は、自分としては石井聰亙監督「時よとまれ、君は美しい」だったかなと思います。

さて、今度は改めて劇場映画のほうも見直してみたい…けどレンタルしてないんだよな…。買うか…!?

私立探偵 濱マイク 11 Alex Cox監督「女と男、男と女」336

Alex Cox監督の映画って実は見たことがないので、比較できないのですが、撃ちまくりの銃撃戦が横浜で繰り広げられるというリアリティのなさが魅力?でしょうか。
ギャングがカラカラカラカラと高笑いしながらひたすら撃ちまくるのが不思議なおもしろさです。DVDに収録されているメイキングで、監督が高笑いをやってみせて、日本の俳優たちがそれをまねする様子が見られますが、監督の高笑いのほうがさらに明るさに底がなくて強烈です。
田口トモロヲがマイクの幼馴染役で登場してマイクたちを援護射撃するのが、カッコいい。
「みるく」の生い立ちが明らかになったり、小泉今日子演じる情報屋のことがちょっと明らかになりかけたり、という仕掛けもあるけど、全体的にはもうひとつ一貫した感じがすこし足りない気もします。
続いてラスト、いきます。