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June 19, 2011

稲森謙太郎「女子大生マイの特許ファイル」251

表紙だけ見ると、「もしドラ」の特許バージョン。たぶんドラマ仕立ての「特許とは」入門本だろうなと思って読み始めたら、冒頭に「本書を読む前に」というセクションがあって、特許についての基本的な説明が出てきます。あれ、ちょっととっつきにくいなぁ…と思って読み進めると、マイや先生が出てきますが、会話部分はそれほど多くなく、具体的な特許公報がどんどん紹介されていきます。とりあえずドラマはありません。…で、堅い本かなぁと思って読み進んでいくうちに、紹介されている特許がちょっとヘンなのばっかりだとわかってきます。三洋電機がなぜか出願した「老人ホームの運営法」特許、新潟大学の「地球温暖化防止法」、iPS細胞や漢方薬の特許。等々。まるでシドニィ・シェルダンの小説のようなスピードでするすると読み進むうちに、だんだん面白くなってきました。第一印象とはかなり違うけど、「トンデモ特許をまじめに解説することによって特許システムや発明を保護する方法についてちゃんと学ぼう」という面白まじめ本だと受け取ればいいのかな、と思います。

でも可愛いマイちゃんやレイちゃんが最初の口絵にしか出てこないのが寂しすぎます。挿絵ボリュームアップ希望!それに、表紙+タイトルと中身がちょっと違うので、読者の期待値にズレがでてきてしまいそうな…。特許関係は興味があってけっこう本は読んでる(詳しくないけど)私としては、自分と同じようなマニアックな人にも中身でアピールできるように、タイトルと表紙とAmazonとかの紹介文を変えてほしい…。「女子大生マイと探すやさしいユニーク特許の世界」とか…「女子大生マイの『なぜこれが特許に!?』」とか…あんまりいい案がでないや。でも面白かったです。以上。

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