« January 2011 | Main | March 2011 »

February 2011

February 13, 2011

管伸子「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」240

選挙区に住んでたので、厚生大臣になる前から管直人という議員のことはいちおう知ってました。
で、その奥様の伸子さんも、家の留守電に残っている「管直人の家内でございます、主人をどうぞよろしくお願いいたします」でおなじみでした。

先日たまたま著者の講演会に行ったところ、お話が面白かったのでこの本も買ってみまら、本も面白かった。大急ぎで作った本のようだけど、できる限りきちんとまとめようとした努力も伺われます。言っていいこと・いけないこと。首相のために伝えるべきこと、伝えたいこと。そういうのを選り分けてよく考えて作った本だけど、著者の率直さは失われていない、という印象です。

ちなみにこの本は、あくまでも総理の妻が自分の立場で書いた本。管直人の首相としての主張や考え、民主党の政策について書いた本だと思って深読みするべきではないと思います。サブタイトルに「日本一うるさい有権者による新総理の素顔」とある通りです。

こういう本を読むことの意義。たとえば講演のとき著者は司会者に「介護や講演など、いつも大変な仕事をご立派にこなしていらして」と持ち上げられて「いえ今日は管が家にいますので、インスタントラーメンを母に作って食べさせております」。・・・そういう普通っぽいエピソードがたくさん載っていて、総理も普通の生活人だという当たり前のことを思い出させてくれます。なんか日本の人って(日本だけじゃないかもしれないけど)、自分よりずっと偉い人とかずっと大きい組織とかに対して、どんなに誹謗中傷してもいいと思ってるところがあるように思えて、「自称弱者」が「強者」を傷つけるのを見て心が痛むことがあります。偉い人にも自分と同じような生活があって、自分と同じようにがんばったり傷ついたりするということを、たまに自分に思い出させるのは、自分が堕落しないために必要だと、私は思います。

具体的なエピソードは、書かないことにしよう(読み直して拾い出すひまもないし)。200ページ弱の本なので、興味があれば読んでみてください。首相になったら生活がどう変わるの?という素朴な好奇心で読めばいいと思います。予想通り、いろんなしきたりがあって不自由そうだったりします。オバサン(失礼!てか私もオバサンですが)はそういうことを歯に衣着せずバシバシ書いてくれるので歓迎です。もっとあちこちで、ぶっちゃけな本をいろんな人が書いてくれると、なんとなく世の中の風通しが裏から良くなっていくんじゃないかな~と思います。
以上。