佐藤正午「Y」189
連続3冊目。この本の初版は1998年、「ジャンプ」(2000年) の一つ前の長編小説です。ジャンプもミステリーだけどあっちはSFの領域には踏み込んでない一方、こっちはちょっと踏み込んでるので、読み進むうえでちがう心構えが必要かも。
感想:スリルとサスペンスであっという間に読んでしまいました(シドニィ・シェエルダンの読者ふう)。かつ、すごく佐藤正午らしい展開と、いつもながらの達者な筆運び。まあ満足な読後感・・・ですが、読む順番を間違えた。先に「大どんでん返し!」がある本を読んでしまったので、結末に大きな動きを期待してしまい、「・・・あ、・・・そう。」という気持ちに一瞬だけなったのも確かです。
長々と書くよりもっと読みたいので、次いきます。以上。
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