常盤文克「コトづくりのちから」124
「モノづくりのこころ」に続く第2弾。「コト」とは形のある「モノ」に対して言葉や暗黙知といった、形のないものを広く指すことばとして、ここで取り上げられています。たとえば、人々が力をあわせて力を発揮できるようになるきっかけや、意識、目標、といったもの。ホンダがF1に出たりアシモを開発したりすることは、社員の士気を高める「コトづくり」、というわけです。
こっちの本では、大企業に頭を下げる必要のないニッチトップの中小企業も多数取り上げられています。Management of Technologyの重要性についても説いている。その分、東洋思想に深く傾倒している前作と比べてMOT本の色合いが濃いですね。
引き続き3部作の三冊目も読み進めます。
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