小葉誠吾「お不動さん絹蔵捕物帖・浮草みれん」106
台北からのフライトの中で読みました。おもしろかった。
元々は笹沢左保の創造したキャラクターを、彼の没後に「小葉誠吾」なる作家が使って新しい作品を書き下ろしたものだそうです。(某有名作家の変名らしいですよ。誰なんだろう・・・ちょっと検索したくらいでは出てきません)
はー、時代ものに関しては毎回「おもしろかった」って書いてますね、私。
このお話は、「一見色白で優男、実は少年ギャング上がりのヤケに腕っ節の立つ岡っ引きが、自分の前科と関係のありそげな事件を解決していく・・・というミステリー仕立ての作品です。
どうしてこう時代物はおもしろいんだろう?独特の江戸ことば、服装から食べ物から何から、時代の空気があまりにも魅力的だからかなぁ。(時代ものっていって江戸以外のことってあるのかしら。)
学校もなにやら江戸ブームだし・・・私もしばらく、時代物から攻めてみようかしら。なにやら、はまりそうな予感・・・。
« 太田文夫「感動開発の伝承」105 | Main | 川上未映子「乳と卵」107 »
「本)文学、文芸全般」カテゴリの記事
- Min Jin Lee「Pachinko」473冊目(2019.10.27)
- 朝井リョウ「世にも奇妙な君物語」456冊目(2019.04.30)
- パブロ・ネルーダ「2000年」「大いなる歌」454、455冊目(2019.04.21)
- 川村元気「億男」453冊目(2019.04.20)
- 朝井リョウ「何様」452冊目(2019.04.14)
The comments to this entry are closed.
Comments