岡田雄次「日本で成功するグローバル企業」79
社団法人企業研究会の会報「ビジネスリサーチ」に掲載した企業トップインタビューを集めたものだそうです。
掲載企業は日本サムスン、シーメンス、日本GE、ハイポ・リアル・エステート・キャピタル・ジャパン、アストラゼネカ、デュポン、日本ストライカー、アフラック、日産自動車、マンパワー、ジャパンゴアテックス、クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン。
前に読んだ「外資系トップの仕事力」では(しまった!日記に書かないうちに読書メモ捨ててしまった)、それぞれの仕事人生について語られていて、人となりが見えてくるような内容だったけど、こっちは会報に掲載したものという特徴もあって、企業紹介の部分も多いです。その人というより、各社についてのイメージが広がるような本。とくに日本に進出した頃のことや、大きな変化の時期に会社が目指していたこと、などに焦点があてられています。
個人的にいちばん興味深かったのは、デュポンの合弁ポリシーかしら。外資系企業の日本進出というと、最近では100%子会社がメインのようですが、昔は合弁がかなり積極的に行われてました。その土地で商売をやりやすくするために、製品さえ受け入れられるいいものを作れば、必ずしも子会社を作って地元に根付く必要はないのかもしれない。日本グラクソも最初は合弁だったんだよなぁ。じき100%になったけど、合弁が100%になっていく流れってのは、本社の意向を通りやすくするためだろうから、地元に根付かせようっていうのとは逆の流れだよなぁ。
それにしても、もう1冊の方、メモなんとかしなきゃ、、。
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