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January 24, 2007

川喜田二郎「発想法」51

KJ法というアイデア分類手法を知ってますか?私は知らなかったんだけど、この本を読むとどうやら昭和40年代~50年代に一世を風靡したらしいです。学校の授業でこの練習をしたときに、やっぱ原典に当たろうと思って本を買いました。

KJ法とは?・・・簡単にいうと、大学の助教授であった川喜田氏が、アジアのフィールドワークで拾い集めた雑多な発見を、どうやって体系化するか?と試行錯誤するうちに編み出した、アイデア分類~コンセプト創造に至る作業のやり方です。形式的な方法論のほかに、哲学といえそうな部分もあります。フィールドワークから始まった手法らしく、生のアイデアの本質を殺さずにどうやってまとめるか、余計な思惟を排して、事実の中から浮かび上がってくるものをどうやって捕まえるか、というところに力点を置いています。

どうしても、すでに知っていることを当てはめたくなるんですよね、人間はみ~んな。そうならずに、初めてその言葉を見た子供のような気持ちになって、言葉自体に語らせることが大事なんですね。・・・というところで、とても共感できます。自分にKJ法ができるか?と言われると、できそうにも思えるし、難しそうにも思える。やってみないとできるようにならない、ということだけは、わかる。

形式的な方法論としては、アイデアの1つ1つをカードにどんどん書いていきます。で、全部ずらっと並べて、共通項が見えてきたら、それに従って分類をして、それぞれに見出しを付ける。・・・という風にどんどん大きな分類をしていきます。これ以上まとめられないというところで、残ったカードの山から浮かび上がってくるアイデアを検討する。アイデア出しだけならそこで終わり、論文ならその後、それを掘り下げて文章にしていく・・・という作業が必要になる。といった感じです。

本ではカードを使ってたけど、授業ではポストイットを使いました。PC上なら、OneNoteみたいなソフトを使うといいのかもしれない。
要はちゃんとまとめることが大事で、形は何でもいいと思う。取扱は楽に越したことありません。
いま、「続・発想法」という本も買って読み始めてます。読み終わったら、プロジェクト研究のアイデアをこれでまとめてみようかな・・・。

(上記のまとめだけでも、すでにおそらく本当のKJ法から逸脱してるんだろうな)(なんかとても厳密らしく、学会まであるそうです)

マインドマップなんてのもあったね。こっちは、ひとつのコンセプトワードからどんどん広げていくときに使うものでしょうか。どうやらこっちも厳密な定義があるらしい。うーむ。

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Comments

Yasuhoさん、これを教えてくれた先生は、もと日本大手電機メーカーです。たぶん団塊の世代ちょい上くらいの世代の人が職場にいると、みんなこれを部下たちにやらせたのではないかと・・・。

うちの会社はトレーニングにしても輸入物が好きだから、あんまりこういうのはやらないね。

KJ法。社員教育で何度か使ったことがあります。昔はわりとポピュラーな手法だった気がしますね。今はどうなのかなあ。

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