神田秀樹「会社法入門」38
今期は弁護士による法律講義をうけてます。で、これはその推薦図書。推薦図書は3冊ありますが、法律を専門としない社会人向けなので、いずれも新書で、内容もボリュームも軽めです。
軽め・・・って、979条まである3000ページ超の法律を、200ページちょっとの薄い新書でどうやって解説するっていうんでしょう。内容は「特徴のご紹介」にとどまらざるを得ません。いきおい、「会社法ではこの部分がたいへん複雑なので、ここでは触れません」といった言い訳が多くなります。・・・言い訳部分だけ集めると2ページくらいにはなりそうだ。こういうことは最初か最後にだけちゃんと説明して、本文からは削除しといてくれ。自分がこの本を読んでることがなんとなく空しくなってしまうからなぁ。
・・・そんな感じ。従って、こんな薄い本を読んでも会社法のことは全貌がわからないばかりか、概略もサワリも理解できませんでした、という読後感です。
以上。
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