ロジャー・フィッシャー「ハーバード流交渉術」
2年ほど前に生まれて初めてビジネス本を読んで以来、このところそーいう本ばっかり読んでます。このブログは読書日記になるのかも。
この本は1981年に書かれた古典です。おととし、交渉学講座ってのに出る機会があって、それなりに学ぶところがあったので、買ってみた。その講座の先生の本をもらって読んだので、その後で読むと、あまり目新しい内容ではないですが。
わたしは、交渉人の裏で戦略を考えるのは好きだけど、自分が交渉の場に立つとあまり場慣れしてないのが最大の弱点。オープンで親身な第一印象をもってもらえるといいんだろうけど、人見知りなのでこっちから働きかけるのは難しいです。(ほんとだって)
ずっと今の部署を見ていて、思うこと。
うちのボスは、個人個人の適性や才能を見抜く天才だ。これが将棋だったら負け知らずだと思う。
では何が、この部署全体に、なんとなくちょっと足りないのかしら?・・・なんとなくバラバラで、みんな気持ちがあっちこっち向いてるような気がするなぁ。気持ちの問題って、きっと大事なんだと思う。
誰かが、みんなの気持ちをひとつにしてくれないと。この役目はわたしじゃない。もっとこの部のコアな人。ずっと長くいて、存在感が大きい人。否が応でもみんなを引き付ける力のある人。Executiveチームみんなが本当に心から仲良くできたら、がぜん強くなれると思う。
もっともっと、みんなで本当の気持ちを話し合えるようになるといい。オフサイト合宿をやって、みんなでカレーを煮たりするのも、たまにはいいのだ。
わたしは面白い仕事がしたい。すっごく辛いことがあっても、給料が激安でも、そういうのは何とかするから、みんなで力を合わせて熱くもりあがれる仕事がしたいんだ。だから、自分がいる職場が最高のチームになるといいと思う。それだけ。人の好き嫌いとか、誰がどうだとか、とにかく面倒なことに時間を取られないで、面白い仕事に打ち込めるのが一番だ。
・・・という職環境を、ハーバード式「原則立脚型交渉」で実現できるといいんだけど、そう簡単じゃないんだよね~
何でも自分ひとりでやろうとしないで、こういう話もみんなでシェアして、力を出し合えるといいのだが。
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